今季初先発。マンU香川真司は復活のきっかけをつかんだか (3ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by GettyImages

「現状はもっとやっていかなくてはいけないとう意欲に満ちている。もう1年目じゃないので結果を残さないといけない。どうであれ、結果に結びつけないと」と語るその表情は厳しい。

 この日の対戦相手レバークーゼンは香川が得意とする相手だった。ドルトムント時代の2012年2月には、本人が「好きなゴールの形」にあげるスーパーゴールを決めた相手でもある。

「レバークーゼンが相手ということは頭にあったんですけどね。得意としている相手だったからチャンスかなと思ったんだけど……。とにかく体調を戻したいです」
 
 結果は4-2でマンUがレバークーゼンを下している。大事な試合でのいきなりの先発復帰は、香川への指揮官の評価が決して低くないことを、むしろ重要視されているということを示す。この日のマンUの試合内容も、今季では一番の出来だったと言えよう。だからこそ香川は早期に体調回復して次につなげたい。

 次戦はアウェーでのマンチェスター・ダービー。 どうにかして先発のチャンスをつかみたいところだ。

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