香川真司、酒井高徳、長谷部誠...。欧州組に代表戦の影響あり? (3ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • 木場健蔵●写真 photo by Koba Kenzo

 一方の清武自身も、最下位のブラウンシュバイク相手であれば、もう少し得点に絡む怖いプレイが見たかった。ビルト紙は5点という低評価を与えたが、これは期待の裏返しでもある。いつもはボールが頭上を越えていくだけでプレイに関わりようもないが、この日は長谷部が入ったことで、前半はいくつかのパスが出てきた。清武は「ハセさんがいるから必要だと思った」と、裏への動きだしにも積極的だった。このあたりが熟してくれば、これまでと違うサッ カーが見られるのではないか、という期待も膨らむ。

 確かに今週末の日本人選手達は活躍したとは言いがたい。代表合流のためチームを離脱することは痛手であり、時差と移動によって疲労が蓄積するのは間違いない。とはいえ、必ずしもそれだけが要因というわけでもなさそうだ。チームにとってなくてはならない存在であることを、まずはそのプレイで証明しなければならない。

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