ドイツ3季目、酒井高徳が語ったチーム内競争と日本人の宿命 (3ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by GettyImages

 もちろん、当面必要なのはチームの勝利だということも理解している。

「しばらくは勝ちたい。安心できる順位に上げたいし、ポジションも獲りたい。だから(攻撃参加は)様子見ですね。思い切って上がって思い切って終われば、それほどリスクにはならないわけだから」

 チーム内での戦いは日本代表でも続いている。今回のグアテマラ戦、ガーナ線では、Jクラブからも多くの選手が招集された。

「今回は、『オレ、呼ばれんのかな?』という感じだった。今はJの選手も海外の選手もみんないいプレイをしている。競争が激しくなってるなと思います」

 クラブでも代表でも、酒井高徳にとって勝負の1年が始まっている。

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