混戦のW杯南米予選。アルゼンチン突破は9月に持ち越しへ (3ページ目)

  • 三村高之●文 text by Mimura Takayuki
  • photo by AP/AFLO

 現在の順位は、1位アルゼンチン(勝ち点26)、2位コロンビア(23)、3位エクアドル(21)、4位チリ(21)、5位ウルグアイ(16)、6位ベネズエラ(16)、7位ペルー(14)、8位ボリビア(10)、9位パラグアイ(8)となっている。最近はW杯の常連で、コパ・アメリカでは準優勝のパラグアイがまさかの脱落。ボリビアにもチャンスはなさそうだ。

 出場権は4位までで、5位はプレイオフに回るが、相手がアジアの5位なので勝てる可能性は高い。アルゼンチンとコロンビアはほぼ当確で、残る3席をエクアドルからペルーまでの5ヵ国で争う構図となる。

 残すところは4節だが、参加国が奇数のため各節で試合のないチームがひとつある。この5ヵ国の中では、チリとベネズエラがそれで、残りは3試合(他のチームは残り4試合)。しかもベネズエラは次節でチリとのアウェーゲーム。ここで敗れると、悲願である初出場の夢はほぼ断たれる。エクアドルは、残り4試合のうち3試合がアウェーと不利。比較的、今後の組み合わせに恵まれているペルーの大躍進もないとはいい切れない。

3 / 3

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る