CL決勝前夜に両チームの監督・選手が語った心境 (3ページ目)

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki photo by Getty Images

 ドルトムント監督のユルゲン・クロップもまた、バイエルン優位の声に反発するように「両チームとも強い。だからここにいる」と力強く言い、こう続けた。

「今季、バイエルンとは4回目の対戦になるが、明日の試合は今までとは大きな違いがある。負けてもいいと思っている人は誰もいない」

 こちらもまた、過去の成績などあてにならないと言わんばかりの自信をうかがわせている。

 CL史上初となるドイツ勢同士の決勝は、前評判通りの決着となるのか。あるいは、波乱の結末が待ち受けているのか。

「ドイツの2チームがCLの決勝で対戦するというのは、ドイツサッカーにとって特別なことだ」

 バイエルンの他にも、レアル・マドリードなどで輝かしい実績を残してきた名将ハインケスが、そう評する歴史的一戦は、いよいよ日本時間26日午前3時45分キックオフである。

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