【スペイン】メッシとロナウドが輝くも、バルサとレアルに存在するチームの停滞感 (4ページ目)

  • 山本美智子●取材・文 text by Yamamoto Michko
  • photo by Getty Images

 そんな中、レアル・マドリードはどこへ行くのか。将来について聞かれたモウリーニョは、「このクラブも選手も町もクラブが持っているプロジェクトにも、私は満足しているから続けたいと思っている」と答えたが、果たして周囲もそれで満足するのだろうか。

 今回のクラシコの結果は、両者にとって悪いものではなかったが、ロナウドの輝きに目を奪われている間に、ベルナベウに暗雲が立ち込め、モウリーニョのレアルを率いる能力に陰りが出ているように感じるのは、果たして杞憂だろうか。

 クラシコの酔いが冷めた今、目の前に続く長いリーガのタイトルへの道のりは、首位のバルセロナとレアルの勝ち点差8はそのままに、まだまだ続いていく。

4 / 4

関連記事

このページのトップに戻る