2012.06.07

【EURO】熾烈な争い。得点王にいちばん近いストライカーは?

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 オランダには、ほかにもブンデスリーガの得点王であるフンテラールもいる。彼が控えになるのは「もったいない」のひと言に尽きるが、オランダはそれほど攻撃陣の選手層が厚いということの表れだろう。

 同じグループBのドイツのFWクローゼにも注目している。実績は申し分ないし、経験値という点でも抜きんでている選手だ。派手さや華麗さはないが、確実に、堅実にゴールを決める。また、ドイツのもうひとりのワントップ候補、マリオ・ゴメスも、ドイツに同じバイエルン所属の選手が多いことを考えると、周囲とのコンビネーションを生かして多くのゴールをあげる可能性が高い。

 スペインにビジャがいればもちろん有力候補だったと思うが、結局ケガからの回復が間に合わなかった。代わりにフェルナンド・トーレスかジョレンテがトップに入るのだと思うが、トーレスの今シーズンの出来や、ジョレンテの実績を考えると、不安な部分が先に目についてしまい、過剰な期待はできない。

 若手では、イタリアのバロテッリに活躍をしてもらいたい。問題児と言われているが、能力は非常に高いし、今季はマンチェスター・シティでリーグ優勝も経験しているので、そのいい流れをこの大会にうまく持ち込めると面白い存在だろう。

 ほかに、イングランドのルーニーも得点王候補だとは思うが、出場停止処分で、最初の2試合に出られないので、得点王争いからは一歩後退というのが正直な感想だ。

 また、今シーズンのリーグ戦での結果を見ると、フランスのベンゼマにも期待したい。ロナウドの陰に隠れてしまっているが、レアル・マドリードで21ゴールを決めており、フランス代表でも、周りからいいボールが出てくればコンスタントにゴールを重ねられるはずだ。