【EURO】熾烈な争い。得点王にいちばん近いストライカーは?

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今季プレミアで得点王になったオランダのファン・ペルシーも得点王候補のひとり今季プレミアで得点王になったオランダのファン・ペルシーも得点王候補のひとり
福田正博が語るユーロ2012 FW編

 各国のストライカーたちが繰りひろげる得点王争いもユーロの楽しみのひとつだ。

 過去の大会の得点王のゴール数を見ていくと、3~5点ほどなので、今回もそこがひとつの基準になると思うが、過去、必ずしも優勝チームから得点王が出ているわけではない。

 これはグループリーグでの得点数が関係していると思う。つまり、対戦相手がどこになるかによって、ゴール数は変わってくる。そう考えると、死のグループと言われるB組(オランダ、デンマーク、ポルトガル)の国のFWは、大量得点の展開が見込めないので、少し厳しいのかもしれない。

 その反面、決勝まで勝ち上がる強豪チームであれば試合数が多いので、より多くのゴールを決めるチャンスがあり、得点王になる可能性も高いという考え方もある。

 また、シーズンの調子ということも当然影響してくる。好調だった選手はその勢いをユーロに持ち込めれば、結果につながるだろう。

 そこで、私が得点王候補としてもっとも注目しているのは、オランダのファン・ペルシー。今シーズン、所属するアーセナルでも好調をキープし続け、プレミアリーグで得点王にもなっている。また、大きなケガもせずにシーズンを終えているので、コンディションも問題ないだろう。今いちばん脂がのっているFWであり、勢いを感じる。

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