【ドイツ】
香川真司決勝ゴール!ライバル敗れドルトムント独走態勢へ

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • 木場健蔵●写真 photo by Koba Kenzo

 チャンスを決められないまま時間が過ぎると、29分、ドルトムントからこの冬マインツへ移籍したジダンにシュート決められ、同点とされる。

 だがその3分後、右サイドのペリシッチが仕掛け、ピスチェックがダイレクトでパスを入れると、待ち構えていた香川が右足ダイレクトでゴール天井に突き刺した。結局これが貴重な決勝ゴールとなった。

「パーフェクトな内容ではないけれど、結果が出てよかった」と、香川はこの勝利を手放しで喜んだ。

 この試合を終えた時点でドルトムントは勝ち点を55とし、2位バイエルンとの勝ち点差を7、4位シャルケとの差を11にまで伸ばした。10試合を残した時点での勝ち点7差は、小さいとは言いがたい。

 そしてあけて日曜日、3位ボルシアMGはニュルンベルクに0-1で敗れた。いつのまにか首位争いは、ドルトムントをその他3チームが追う形に変化していた。もちろんこのままドルトムントが独走するだけではつまらない。が、香川のいるドルトムントの連覇が現実味を帯びてきたことは間違いない。

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