ヴィッセル神戸の菊池流帆、今年は「なにがなんでもW杯に出たい」。Jリーグで存在感を増す野性的CBの魅力と素顔 (3ページ目)

  • 井川洋一●取材・文 text by Igawa Yoichi
  • photo by Getty Images

日本代表に選ばれたい

 彼が敬愛する元ブラジル代表のダビド・ルイス(フラメンゴ)──サイズはほぼ同じだ──も、そんなタイプだ。激しいプレーが終わったあと、取材の現場ではチャーミングな笑顔で対応してくれたことを筆者は記憶している。

「守備もすごいですけど、ブラジルW杯の準々決勝で決めた無回転のフリーキックの印象が強くて。攻撃でも迫力のあるところが好きです」

 そう話す菊池自身、昨季はリーグ戦で5得点をマーク。そのうちのいくつかは、実にパワフルなヘディングで決めたものだ。

「運じゃないですかね」と、彼はどこまでも慎ましい。「でも本当にそういうものは大事だと思うんです。運とか、嗅覚とか」

 今季の得点数の目標を訊くと、「10点!」と潔く答えた。そして「日本代表に選ばれるようになり、なにがなんでもW杯に出たいです」とも。

 先のW杯予選では、川崎フロンターレの谷口彰悟がJリーグ勢でも大役を務められるところを証明した。急成長する菊池にも可能性はあるはずだ。新シーズンのJリーグで彼が雄叫びを上げるたび、代表への扉は近づいていくのだろう。

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