遠藤保仁がジュビロ磐田への完全移籍を正直に語る――「なんとなくこうなりました」 (3ページ目)

  • 高村美砂●取材・文 text by Takamura Misa
  • photo by Masashi Hara/Getty Images

 そこで、2位の京都サンガF.C.との勝ち点差が縮まっていたら、もう少し終盤のプレッシャーのかかり方が違ったはずだけど、結果的に、勝ち点差を広げられて、少し昇格が見えてきた感じもあった。だからといって、その時でさえ『もう大丈夫』と言えるほどの確信を持てていたわけではなかったですけどね。

 仮に自分たちが連敗して、昇格を争うチームが連勝でもすれば(順位が)ひっくり返る可能性もあると思っていたし、試合内容としても......下位チームとは少し差があるなと感じたけど、上位を争うチームとは、どっちに転んでもおかしくないような拮抗した試合も多かったから。

 ただそのなかでも、ジュビロとしての戦い方を一貫して追求できたのはよかったし、それは今年のJ1リーグを戦ううえでの土台になっていくと思う」

(つづく)

遠藤保仁(えんどう・やすひと)
1980年1月28日生まれ。鹿児島県出身。鹿児島実高卒業後、横浜フリューゲルス入り。同クラブが消滅後、京都パープルサンガを経てガンバ大阪へ。チームの"顔"として数々のタイトル獲得に貢献した。同時に日本代表でも主軸として活躍。2020年10月にジュビロ磐田へ期限付き移籍。2021年12月、磐田への完全移籍を発表。

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