高校サッカー選手権でプロ注目のGK&DF11人。PK職人、陸上一家出身、身長190cm超えの成長株など逸材ぞろい。

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攻撃力に注目のセンターバック。帝京長岡の松村晟怜 photo by Matsuo Yuki攻撃力に注目のセンターバック。帝京長岡の松村晟怜 photo by Matsuo Yukiこの記事に関連する写真を見る松村晟怜
まつむら・せれ(DF/3年/帝京長岡・新潟県/184cm、75kg)

「攻撃性能が高いレフティのセンターバック(CB)です。高1まではオフェンシブハーフをやっていましたが、昨年の夏にコンバートされ、半年くらいで世代別代表にも入りました。守備センスも結構あって、競り合いも強い。今年1年はケガに苦しみましたけど、リハビリ中に体重が5kg増えて、たくましさも出てきましたね」(森田氏)
「僕のイメージは元西ドイツ代表のフランツ・ベッケンバウアーです。姿勢がすごくよくて、ボールを運べる感じです」(土屋氏)

青森山田のDFリーダー、センターバックの三輪椋平 photo by Tsuchiya Masashi青森山田のDFリーダー、センターバックの三輪椋平 photo by Tsuchiya Masashiこの記事に関連する写真を見る三輪椋平
みわ・りょうへい(DF/3年/青森山田・青森県/180cm、71kg)

「群馬県出身で、お父さんに勧められて青森山田中への進学を決意して6年目。昨年も途中から試合に出ていて、決勝でPKを外す経験もしましたが、今年は不動のDFリーダーに成長しました。黒田剛監督も『昨年からレギュラーでもよかったかも』と話すぐらいの選手。パートナーの丸山大和が前に強い分、三輪がうしろをほぼカバーしています。プレミアリーグでもこのコンビがNo.1と言っていいと思いますね。昨年の選手権の悔しさが相当あると思うので、かなり注目してほしいです」(土屋氏)

桑子流空
くわこ・りく(DF/3年/前橋育英・群馬県/179cm、67kg)

「桑子は小学6年生の時に前橋育英でキャプテンをやりたいと思っていた選手。なので、前橋育英とつながりが深い前橋FCに入り、そこで3年間で頑張って高校に入り、実際に夢を実現させました。選手としては、足元も高さもキャプテンシーもあって、三拍子揃っています。本当に"育英の魂"みたいな選手で今年のチームに欠かせない。人間性もすばらしいです」(土屋氏)
「山田耕介監督が言っていたんですけど、『スタッフが厳しいことを言うからギスギスしてもおかしくないのに、あいつが嫌なことを全部やってくれるから周りも言うことを聞くしかない』。そういうすばらしい人間性が、話していても伝わってきます」(森田氏)

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