Jリーグ10月のベストイレブン。チームの目標に抜群の貢献を見せた選手を選定 (3ページ目)

  • 飯尾篤史●文 text by Iio Atsushi

 10月30日に行なわれたルヴァンカップ決勝からは名古屋グランパスの稲垣祥と、C大阪のキム・ジンヒョンをセレクトした。

 キム・ジンヒョンはこの試合で2ゴールを許してしまったが、失点はいずれもGKにとってノーチャンスで、彼の評価を下げるものではない。GKには前述した大分の高木、横浜FMの高丘陽平、札幌の菅野孝憲の出来もよく、誰を選ぶか迷ったが、キム・ジンヒョンの安定したセーブなくしてC大阪の天皇杯準決勝進出、ルヴァンカップ決勝進出はあり得なかった。

 ルヴァンカップの大会MVPに輝いた稲垣は決勝でダメ押しゴール、FC東京との準決勝でも起死回生のアウェーゴールをマーク。もちろん守備面での貢献度も高く、今シーズンは選手としてひとつ上のステージに上がった印象だ。

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