ユンカーが欧州ではなく日本の浦和レッズにきた理由「僕にとってパーフェクトな機会でした」 (3ページ目)

  • 井川洋一●取材・文 text by Igawa Yoichi
  • photo by Getty Images

 そう話すユンカーは、自身のSNSでファンとたびたび交流している。うどんを食べる姿をアップしたり、日本について質問したり、描いてもらった似顔絵をリツイートしたり。

「僕らを献身的にサポートしてくれる彼らに、少しでも何かを返したいと思ってやっています。特にコロナ禍の現在、多くのファン・サポーターはスタジアムに行けず、家で閉じこもっている人もいると思います。そんな時に、少しでも彼らに明るくなってもらいたいと思って、自分のオフショットを公開したり、コミュニケーションを取ったりしています。

 もちろん、僕は本業をおろそかにしませんが、時には、こうしてファン・サポーターとやりとりすることが大切だと思っています。僕は日本と日本のファン・サポーターが大好きなんです。彼らとの交流を含めて、ここでの生活を心から楽しんでいますね」
(つづく)

キャスパー・ユンカー
Kasper Junker/1994年3月5日生まれ。デンマーク・ヴァイレ出身。浦和レッズ所属のFW。ラナースFCでプロキャリアをスタートさせ、その後オーフスGFやACホーセンスでプレーした後、ノルウェーのスターベクIFへ。2020年は同国のFKボデ/グリムトでシーズン27ゴールと活躍し、得点王とMVPを獲得。チームの初優勝に貢献した。2021年4月に浦和レッズへ移籍し、プレーしている。

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