Jリーグ8月のベストイレブンを独自選考。絶好調チームのキーマンたちを紹介 (3ページ目)

  • 浅田真樹●文 text by Asada Masaki

 J1昇格1年目ながら健闘目立つ福岡から、村上、クルークスのふたりをベスト11に選びたい。

 そして最後に、福岡と同じく8月を3勝1分1敗と上々の成績で乗り切った浦和レッズからひとり、酒井宏樹を選んだ。

 思うようにボールを握った戦いができなかった浦和にあって、1対1の守備の強さはもちろん、パスをつなげないときには、サイドでロングボールのターゲットとなってヘディングで競り勝つ。酒井がいることで、そうした"逃げ道"が作られ、柔軟な戦いが可能になっていた。

 この夏マルセイユ(フランス)から移籍したばかりで、東京五輪にも出場した酒井自身のコンディションやチームへの適応は、まだまだ上昇途上だろう。だが、それでも格の違いを見せつけるかのような活躍はさすがだった。

 その他にも、降格圏で苦しむ横浜FCで、浮上の起爆剤となりつつあるGKのスベンド・ブローダーセン。コンサドーレ札幌の前線で奮闘が目立つ小柏剛。貴重なゴールで柏レイソルの巻き返しに力を発揮するクリスティアーノなど、選びたい選手は何人かいたが、ポジションバランスを考え、最後のひとりは酒井とした。

 以上が8月の月間ベスト11だが、結果として好調な横浜FMと鹿島から多くの選手を選ぶことになった。

 少し偏った感は否めないが、言い換えれば、それだけこの2クラブの強さが際立っていた。そこでプレーする選手たちが、質の高いパフォーマンスを見せていたのは当然のことだろう。

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