2021.04.26

J1クラブ別「歴代最高のストライカー」は誰だ?【西日本10チーム編】

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFLO

 本格派ストライカーではないが、得意のドリブルを生かしながらゴール前で勝負するタイプだった。日本代表では2006年W杯でブラジル相手に左足でネットを突き刺したシーンも印象深い。

★ガンバ大阪「大黒将志」

 ガンバ大阪では、松波正信、大黒将志、そして現役の宇佐美貴史といった面々が候補になる。単純に通算ゴール数で選ぶなら宇佐美になるが、ここでは日本サッカー歴代屈指のゴールハンターと評される大黒将志をベストとしたい。

 ユース出身の大黒が才能を開花させたのは、コンサドーレ札幌での武者修行から戻って2年目にあたる2003年。それまでチームを支えていた松波と入れ替わるように出場機会を増やすと、リーグ戦で10ゴールをマーク。翌2004年には20ゴールと量産してブレイクし、2005年は16ゴールを決めてリーグ初優勝に貢献した。

 日本代表としては、2006年ドイツW杯出場を目指していたジーコジャパンに招集されると、何度も貴重なゴールでチームを救って予選突破に貢献。「神様、仏様、大黒様」というフレーズが全国区となるなど、一躍国民的ヒーローとなった。

★セレッソ大阪「大久保嘉人」

 セレッソ大阪のストライカーといえば、真っ先に思い浮かぶのは西澤明訓だ。C大阪で決めたリーグ戦のゴール数は85。しかし、ここでは現在J1歴代通算得点ランキングのトップ(190ゴール)を走る大久保嘉人を選びたい。

 大久保に関しては、3年連続得点王に輝いた川崎フロンターレのベストとしてもよかった。だが、今シーズンから自身がデビューしたクラブに戻って完全復活を果たしたので、C大阪のベストとして選出させてもらった。

 2001年に国見高校から加入した大久保は、今シーズンを含めて計6シーズンをC大阪で過ごしている。その間、リーグ戦で記録したゴール数は57(4月24日時点)。2年目にはJ2で18ゴールを量産した。果たして、C大阪で前人未踏のJ1通算200ゴールを達成できるのか、要注目だ。