2021.04.13

J1で早くも明暗。残留争いから脱する特効薬。新助っ人たちが救世主となる

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFLO

 FK ボーデ/グリムト(ノルウェー)から加入するユンカーは、デンマークの世代別代表を経験した本格派ストライカー。昨シーズンのノルウェーリーグでは25試合に出場して27ゴールを量産し、得点王に輝いたばかりでなく、チームの初優勝に大きく貢献した。浦和でも額面どおりの働きをすれば、懸案となっている得点力不足が解決するはずだ。

 昨シーズンに続いてスタートダッシュに失敗した鹿島アントラーズ(15位)は、開幕前に加入が発表されていた新助っ人アルトゥール・カイキとディエゴ・ピトゥカのブラジル人MFが、今月に入ってようやく来日。中盤の選手層に厚みを増して、挽回を図る。

 同じく、下位脱出を狙う湘南ベルマーレ(12位)と大分トリニータ(17位)にも、待望の新助っ人の合流が近づいている。

 湘南は、日本でのプレー経験が豊富なFWウェリントンがすでに入国を果たし、もうひとりのブラジル人FWウェリントン・ジュニオールの来日を待つのみ(現時点)。大分も、GDエストリル・プライア(ポルトガル)から加入したブラジル人DFエンリケ・トレヴィザンと、アトレチコ・ゴイアニエンセ(ブラジル)から加入のブラジル人MFペレイラが来日。J1残留に向けて、新助っ人ふたりの合流を待つ状態となった。

 シーズン序盤につまずいたチームにとっては、彼ら新外国人選手の存在が頼みの綱。今後、彼らの合流でチームにどのような変化が起きるのか、要注目である。

◆「谷間の世代」と呼ばれた男たち。その輝きは黄金世代に負けていない>>

 ちなみに、そのほかのチームにも、これから新外国人選手が続々と合流する予定だ。ざっと整理しておこう。

 まず、ヴィッセル神戸(3位)が3月1日に獲得を発表したケニア人FWアユブ・マシカは先月26日に入国し、開幕前に獲得が決定していたブラジル人FWリンコンも4月4日に来日。上位キープはもちろん、アジアチャンピオンズリーグに備えて戦力を整えた。