オシムと出会って人生が変わった。坂本將貴が大切にする2つの助言 (4ページ目)

  • 飯尾篤史●取材・文 text by Iio Atsushi
  • photo by 新井賢一/AFLO

 オシムと出会って、坂本のサッカー人生は野心とチャレンジに満ちたものになった。指導者の道へと誘ってくれたのも、間違いなくオシムとの出会いだった。

「オシムさんとの出会いは自分にとって本当に貴重でした。サッカー観もすごく影響を受けたと思います。今はオシムさんと連絡を取る機会はないですけど、もしオシムさんと再会できたら......今後の世界のサッカーの潮流や、それに対して日本サッカーはどうしていけばいいかとか、議論してみたいですね」

 2013年から指導者の道を歩み始めて7年。アカデミーのチームを率い、トップチームのコーチを務め、この先いつかJリーグのトップチームを率いる日が来るだろう。その時、坂本はどんなチームを作るのか。指導者人生は、まだ始まったばかりだ。

(第3回につづく>>)

■坂本將貴(さかもと・まさたか)
1978年2月24日生まれ。埼玉県出身。2000年にジェフユナイテッド市原(当時)に入団。2006年までの4シーズンと、アルビレックス新潟に移籍した2007年シーズンに全試合に出場した。2008年にジェフに復帰し、2012年に現役を引退。ジェフの普及・育成コーチやU-14、U-15監督などを経て、2020年にトップチームのコーチに就任した。

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