フロンターレの優勝が秒読み段階の今、J1で注目すべき意外なポイント (3ページ目)

  • 浅田真樹●文 text by Asada Masaki
  • 山添敏央●撮影 photo by Yamazoe Toshio

 とはいえ、数字上、2位以内に入る可能性があるクラブは現時点(11月11日開催分の試合終了時点)で、首位の川崎を含めて10クラブに絞られている。言い換えれば、残る8クラブはすでに天皇杯出場の(そして優勝も)可能性がないということだ。

今季に限り注目される2位争い。現在2位のガンバ大阪がその座をキープできるか今季に限り注目される2位争い。現在2位のガンバ大阪がその座をキープできるか 首位の川崎(勝ち点68、残り8試合)は当確と考えれば、頭ひとつ抜け出しているのは、2位のガンバ大阪(勝ち点55、残り7試合)である。これに続くのは、3位のFC東京(勝ち点50、残り4試合)だが、ACLとの兼ね合いで試合消化が早いことを考えると、逆転はかなり厳しい。

 現実的にG大阪のライバルとなるのは、4位の名古屋グランパス(勝ち点49、残り6試合)、5位のセレッソ大阪(勝ち点49、残り8試合)、6位の鹿島アントラーズ(勝ち点48、残り6試合)の3クラブだろう。

 はたして、主要3大タイトルのラスト一冠獲得に望みをつなぐのは、どのクラブになるのだろうか。

 例年のJ1ならば、とりたてて焦点にはならない2位争いだが、今季ばかりは特別だ。川崎の独走でやや興味が薄れつつある優勝争いの陰で、注目すべきポイントである。

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