2020.07.07

イニエスタは鳥栖の堅守を崩せるか。
補強未完の神戸攻撃陣に不安あり

  • 渡辺達也●文 text by Watanabe Tatsuya
  • photo by AFP/AFLO

 神戸はポゼッションサッカーで相手を押し込み、細かいパスワークで狭いエリアを突く。この試合でも、パス交換をしたり縦パスが入っても、ぎこちないシーンがあった。イニエスタは何度もドウグラスを使うパスを出していたが、結果にはつながらなかった。

 引退や移籍でチームを去ったダビド・ビジャ、ルーカス・ポドルスキ、ウェリントンの3人が昨季決めた24得点をどうやって埋めるのか。

 補強したのはドウグラスぐらい。彼ひとりで埋めるのは難しい。今夏に大物補強はあるのか。名前が挙がっていたマリオ・ゴメスは現役を引退した。ダビド・シルバ(マンチェスター・シティ)には中東やアメリカのMLSからのオファーの噂がある。

 神戸自慢の攻撃力は発揮されていない。ドウグラスを生かすためにも補強は必要だろう。

 次節の相手はサガン鳥栖だ。鳥栖はここまでルヴァンカップを含め公式戦3試合無得点。攻撃の中心だったイサック・クエンカ(現ベガルタ仙台)、小野裕二(ガンバ大阪)、金崎夢生(名古屋グランパス)がチームを去り、第2節の大分トリニータ戦の先発メンバーは昨季から大幅に変わっていた。結果は2-0で敗れているが、侮ることはできない。前半は完全に鳥栖ペースで大分にチャンスらしいチャンスを作らせなかった。