【THIS IS MY CLUB】中村憲剛はタイトルが獲れない原因は「自分だな」と思っていた

  • 原田大輔●取材・文 text by Harada Daisuke
  • 高橋 学●撮影 photo by Takahashi Manabu

――結果的に、喉から手が出るほど欲しかった1つ目のタイトルを獲ったことによって、2つ目、3つ目とつづいているわけですからね。

「それが日常になるというのがチーム力を上げるんだと思います。このラインよりは下げてはいけないという境界線ができるようになった。ここより下がってしまえば、タイトルは獲れない。だから、日々努力するラインをこの線以上に保つ。それを選手、スタッフみんなでベクトルを合わせて戦うことが大事かなと、今は思います」
(つづく)

中村憲剛
なかむら・けんご/1980年10月31日生まれ。東京都小平市出身。川崎フロンターレ所属のMF。中央大学卒業後、03年に川崎入り。以降17シーズンでJリーグベストイレブン8回、MVP1回の活躍。クラブの3度のタイトル(J1優勝2回、ルヴァンカップ優勝1回)獲得に貢献している。日本代表国際Aマッチ68試合出場。10年W杯メンバー。

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