自粛中にゴツくなった宇賀神友弥が思う「Jリーグとプレミアの差」

  • 原田大輔●取材・文 text by Harada Daisuke
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

僕はこうして逆境を乗り越えてきた 〜宇賀神友弥(浦和レッズ)〜

 Jリーグの再開が決まり、チームの全体練習が再始動したことについて触れれば、浦和レッズの宇賀神友弥はうれしそうだった。

2018年の天皇杯・決勝で優勝に導くゴールを決めた宇賀神友弥2018年の天皇杯・決勝で優勝に導くゴールを決めた宇賀神友弥「やっぱり、みんなでボールを蹴れるというのは楽しいですね。あらためてサッカーの楽しさを感じることができた。(練習場に行く時は)夏休み明けの学校に行くみたいな気分でした。

 これからは、さらに試合ができる喜びを感じていくんだと思います。公式戦は無観客で再開されますが、そこでは今度、ファン・サポーターの大切さ、ありがたみを感じるんだろうなと」

 とはいえ、活動自粛中もみっちりとトレーニングしていたようだ。

 宇賀神は2018年に、地元・埼玉県戸田市にフットサルコートをオープン。新型コロナウイルス感染症の影響で施設の利用を休止していたこともあり、そこで練習に励んでいたという。

「幸い環境には恵まれていたので、体幹トレーニングも含めて、今まで以上に集中して取り組めたところはあります。だからなのか、全体練習が再開された時も、周りから『身体がゴツくなったよね?』って言われました」

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