2020.05.15

小さなクラブ・ヴァンフォーレ甲府が見せた、2005年の大きな奇跡

  • 中山 淳●文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by Kyodo News

 その4~5年前には、財政破たんにより消滅の危機に晒されていた地方の弱小クラブにとって、それはジャイアントキリングという言葉では片付けられない壮大なサクセスストーリーだった。人件費約2.6億円規模のほぼ無名選手で構成されたチームが、ヨーロッパのトレンドに沿った攻撃サッカーで偉業を成し遂げたという事実も、大きな意味を持つ。

 おとぎ話の世界を現実のものとした05年のヴァンフォーレ甲府は、だから日本全国のスモールクラブに夢と希望を与えたのだと思う。

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