静学のアザール・松村優太。「18歳でも若いとは言っていられない」 (5ページ目)

  • 原田大輔●取材・文 text by Harada Daisuke
  • photo by Getty Images


 それぞれユース年代では、名を馳せた選手たちである。鹿島アントラーズのサポーターからは、時代を築いた小笠原満男、中田浩二、本山雅志、曽ケ端準の4人になぞらえ、今後の成長と活躍を期待する声もある。

「同い年なので仲もいいですし、お互いに切磋琢磨していければいいなとは思っていますけど、負けたくないという思いはありますよね。どれくらいの時間がかかるかはわからないですけど、いずれはこの4人でチームを支えていけるくらいになりたい。

 自分が海外に飛び出していくかもしれないですし、誰かが移籍するかもしれないですけど、同じ世代を代表する選手にそれぞれがなっていければと思います」

「海外」というキーワードが出たので、思い描く将来像はあるかと聞いてみた。松村の答えは、こちらの想像とはちょっと違っていた。

「もちろん、海外でプレーしたいとか、日本代表になりたいとか、ワールドカップに出たいという思いはありますけど、最終的には、誰かに憧れられる選手になれたらいいなと思っています。小学生でも、中学生でも、自分のプレーを見て『ああいう選手になりたい』って思ってもらえたらうれしいなって」

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