2020.03.25
現役バリバリ度MAXで来日。
レオナルドの活躍とNo.1ゴールは色あせない

- 中山 淳●文 text by Nakayama Atsushi
- photo by AFLO
当時のヨーロッパサッカー界は、"ボスマンルール(※)"施行直後。ヨーロッパに移籍自由化の波が押し寄せ、パリ・サンジェルマンもユーリ・ジョルカエフを失ったことでレオナルドを獲得した。以降、現役バリバリのスター選手がJリーグでプレーすることはなくなっている。その意味でも、レオナルドが日本でプレーしたこと自体が奇跡的だった。
※ボスマンルール...クラブとの契約が終了した選手は他クラブへ自由に移籍できる。またEU内のクラブに設けられている外国籍選手制限が、EU内の選手には適用されなくなったルール
その後、ミランやサンパウロで活躍したレオナルドは、現役引退後にはミランやインテルなどで監督を務めたほか、数々のフロント業務に従事し、現在は古巣パリ・サンジェルマンのスポーツ・ダイレクターに復帰している。
今考えても、Jリーグでプレーしていたことが信じられない、規格外の大物である。