イニエスタが試合終盤も美技を連発。つきまとう「不安」をフル出場で払拭 (3ページ目)

  • 渡辺達也●文 text by Watanabe Tatsuya
  • photo by KYODO

 昨季のプレーぶりを見ていても、卓越したテクニックを連発するとはいえ、現在35歳という年齢から、シーズンを通してコンスタントに活躍するのは難しいと思われた。今季、神戸にはJリーグのほかにACLがあり、その両方をこなすのは年齢的な不安もあり、至難の業だろう。途中交代、ベンチスタートも含めて、その使い方を考えなければいけないはずだった。

 ところが今季ここまで、2週間で4試合の公式戦すべてに先発出場。横浜FC戦は、19日のACLアウェー水原三星戦に続き、中3日での連続フル出場だった。そしてこの試合では、後半35分が過ぎても、ペナルティエリア内で驚異的なキープ力を見せ、シュートを放ち、決定機を作り出していた。

 ACL出場も大きなモチベーションになっているのかもしれない。今季もイニエスタから目が離せない。





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