遠藤保仁が望むスタイルの確立とは。10年先を考えたガンバの改革 (3ページ目)

  • 佐藤 俊●取材・文 text by Sato Shun
  • photo by Getty Images

「ガンバ本来のサッカーは、ビルドアップからしっかりと組み立てて、きちんとポゼッションしながら相手を押し込んでいく、相手を支配していくスタイルだと思う。そういうサッカーをしている時のガンバがいちばん強かった。ただ、現代のサッカーは、速く攻めるのが主流ですからね。その武器をしっかりと持ちつつ、ボールを保持して攻撃していく。そのふたつを融合させたサッカーがガンバのスタイルだと思うし、それを今年、確立するのが最大のテーマだと思ってます」

 遠藤が攻撃的スタイルを熱望しても、それを実践できる選手がいないと確立はできない。2005年、超攻撃的なサッカーでリーグ優勝を果たした時は、攻撃能力の高い選手が多かった。今年は、幸いなことにそのスタイルを実現できるだけの面子が揃っている。

「うちのメンバーの顔触れを見ると、攻撃的な選手が多い。その破壊力は、リーグでも1、2を争うぐらいの迫力を持っている。最初は攻撃的なスタイルがうまくいかなくても、我慢して続けていけば結果は出ると思うし、結果が出るメンバーが揃っている。その武器は使うべき。今シーズンはチームとして、それを活かして攻撃的にいく方針なので、個人的にはかなり楽しみ」

 そう言って、遠藤は表情を緩めた。

 2年前、レヴィー・クルピ監督の後任になった宮本恒靖監督が、チームを立て直すために着手したのが守備の修正だった。それが功を奏し、9連勝して残留争いから脱した。

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