浦和レッズ、開幕戦勝利も不安になる内容。「引き分けが妥当だった」 (2ページ目)

  • 原山裕平●取材・文 text by Harayama Yuhei
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki


 3−5−2へとマイナーチェンジした新システムで臨んだ湘南は、高い位置からのプレスを徹底。球際の攻防や出足の速さ、セカンドボールの回収でも、浦和を凌駕した。ボールを奪えば素早くサイドに展開し、そこに複数が連動して相手ゴールに迫っていく。

 7分には左サイドからの鈴木冬一のクロスを、新加入の石原直樹が頭で合わせて先制点を奪取。その見事な展開には、記者席の前に座っていた早くもほろ酔い気分の湘南ファンのおっちゃんも、「今年は優勝狙えるで!」と、思わず息巻いてしまうほどだった。

 その後、一度は逆転されながらも同点に追いつき、72分にはVAR判定によってPKも獲得。もっとも、これを失敗したのが痛恨で、終了間際にカウンターから失点し、力尽きた。

 とはいえ、その躍動感あふれるサッカーは、昨季失われたかと思われた湘南スタイルの復活を大いに感じさせるもので、敗れたにもかかわらず件(くだん)のおじさんも、最後まで上機嫌だった(飲みすぎていただけかもしれないが......)。

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