識者5人が「J1全順位」を予想。優勝に最も近いクラブはどこ? (10ページ目)

  • photo by Kyodo News

ACLの掛け持ちが順位浮沈のカギ。
それでも、V最右翼は横浜FM

浅田真樹氏(スポーツライター)

1位 横浜F・マリノス
2位 川崎フロンターレ
3位 鹿島アントラーズ
4位 セレッソ大阪
5位 FC東京
6位 ヴィッセル神戸
7位 ガンバ大阪
8位 サンフレッチェ広島
9位 柏レイソル
10位 大分トリニータ
11位 北海道コンサドーレ札幌
12位 浦和レッズ
13位 ベガルタ仙台
14位 名古屋グランパス
15位 横浜FC
16位 清水エスパルス
17位 サガン鳥栖
18位 湘南ベルマーレ


 J1の順位予想、とくに優勝予想をするうえで軽視できないのは、AFCチャンピオンズリーグを掛け持ちすることの負担である。

 過去5シーズンを振り返ると、ACLに出場した各4クラブのうち、必ず半分の2クラブがACL出場圏外の順位(5位以下)に終わっている。なかには、昨季の浦和レッズ(14位)や一昨季の柏レイソル(17位でJ2降格)のように、大幅に順位を落とすケースまであるほどだ。

 過去10シーズンにサンプルを広げると、さらに状況は悪化し、少なくとも2クラブが5位以下に終わっているばかりか、2012年、2014年シーズンは、ACL出場の4クラブすべてが6位以下。加えて、2012年はガンバ大阪が、2014年はセレッソ大阪が、いずれも17位でJ2降格の憂き目に遭っている。

 昨季の上位クラブ(今季ACLに出場するクラブ)を、素直に上位(優勝)予想しにくい理由である。

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