2020.01.24

「国見の大先輩に頭が…」という
大久保嘉人がヴェルディ入りした真意

  • 会津泰成●文・撮影 text&photo by Aizu Yasunari

 2017年、永井の引退試合で揃った、大久保と国見高校の恩師である小嶺忠敏先生との3ショット ちなみにシャトルランはこの日、フロンターレ時代の14本から21本に増えた。37歳、ベテラン選手の驚異のスタミナに報道関係者も驚いていたが、もしかしたら、永井と同様「日本一厳しい」と言われた当時の国見高校サッカー部の練習経験者からすれば「J1昇格を本気で目指すなら、このくらい練習して当然」程度に受け止めていたかもしれない。

「(国見高校時代の恩師である)小嶺先生からも『永井はしっかりしているから大丈夫だ』と言われました。(永井さんは)J1でも、なかなかないサッカーをしているから、ほんとに楽しみしかない」(大久保)

 フロンターレ時代の2013年、当時の風間八宏監督が掲げたパスを主体につなぐ攻撃的なサッカーにフィットした大久保は、ヴィッセルに在籍していた前シーズンの4得点から26得点を挙げる活躍を見せて得点王に輝いた。さらにその後、Jリーグ史上初となる3年連続得点王という偉業を達成するなど、第二の全盛期ともいえる活躍を見せた。

 チーム最年長の37歳という大久保の年齢について永井に質問すると、「37歳なんて、全然老け込む年齢じゃない」と笑い飛ばし、「引退はもっと先でいい。ぜひヴェルディをJ1に導いて、ヴェルディのユニフォームを着てもう一度、J1の舞台で暴れてほしい。そして、ヴェルディのユニフォームで、J1通算200ゴールを目指してほしい(現在は歴代最多のJ1通算185ゴール)」と期待を寄せた。

 J2開幕(2月23日)まであと1カ月あまり。大久保がそれまでに、どこまで戦術理解を深め、若手選手に刺激を与え、チーム全体の底上げに貢献できるか注目したい。

関連記事