緊急補強シミッチが名古屋連勝のカギ。風間サッカーが花を咲かせる (2ページ目)

  • 渡辺達也●文 text by Watanabe Tatsuya photo by Matsuo/AFLO SPORTS

 この試合で注目されたのは、開幕戦の活躍に続き、この日も決勝ゴールを演出したシミッチだ。C大阪のロティーナ監督は、柿谷をシャドーに起用してシミッチをマークさせ、右に動けばワントップの都倉を下げてマークさせた。マークは徹底されていたが、それでもシミッチはイライラすることなく、冷静にプレーし最後に大きな仕事を成し遂げた。

 今季、注目されているのは、神戸のダビド・ビジャ、川崎フロンターレのレアンドロ・ダミアン、サガン鳥栖のイサーク・クエンカといった外国人の新戦力だ。だが、ふたを開けてみれば、元U-21ブラジル代表という肩書以外、これといった実績がないにもかかわらず、名古屋が緊急補強したシミッチが、予想以上の活躍を見せている。

 今季の名古屋には、大宮アルディージャから獲得したマテウス、サンフレッチェ広島から獲得した千葉和彦、昨夏に川崎から移籍したエドゥアルドネットなど、まだ即戦力の選手がおり、選手層が厚くなった。

 また、開幕戦では途中出場の相馬、和泉がゴールを決め、この試合でも途中出場の赤崎が2ゴールと、風間監督の采配も的中している。試行錯誤しながら3年目を迎えた風間サッカー。メンバーは揃ってきただけに、優勝争いに名乗りをあげてもおかしくはない。


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