「今年こそ」。大久保嘉人は
36歳になってもサッカー小僧だ

  • 原山裕平●取材・文 text by Harayama Yuhei
  • photo by (c)JUBILO IWATA

「昔とまったく変わってないよ。身体も全然動くし、ケアとかも何にもしていない。昔と一緒。でも、ケガしたら終わりかな。ケガしたらやめるよ(笑)」

 そういって、大久保はロッカールームへと消えていった。どこまで本気かわからない。おそらく、何も考えていないのかもしれない。昔もそうだった。大きなことを言い放ち、気づけばそのすべてを実現させていった。

 あいかわらず、掴みどころのない男である。常人には理解できないことを平気でやってのける。だからこそ、大久保には大きな期待が寄せられるのだ。

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