「キャプテントーレス」はいかにして
残留争いの重圧をはねのけたか

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki photo by Masashi Hara/Getty Images

「もちろんさ」

 最終節の鹿島アントラーズ戦。トーレスは得点することこそできなかったものの、チームプレーに徹し、ドローで残留を決めた。鬱屈した不満はあっただろう。彼の考えるタイミングではパスが出てこない。それでも、先頭に立って戦う姿は神々しかった。

 2018年シーズンは17試合出場3得点で終わった。こんな成績で満たされる選手ではない。2019年シーズンはゴールに向かう本来のトーレスが見られるはずだ。

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