浮き沈みの激しい横浜F・マリノス。トリコロールの明日はどっちだ

  • 井川洋一●取材・文 text by Igawa Yoichi photo by Getty Images

 リーグ戦は残り3試合で、対戦相手のなかには、V・ファーレン長崎(18位)や鳥栖という残留争いの直接のライバルがいる。悠長に構えてはいられない。

「いま一度、チームの意思統一をしっかりやらないと」と喜田拓也は言う。「苦しいのは確かだけど、これは自分たちがつくった状況なので、自分たちで責任を持って乗り越えたい。結果に対する執着心を高めるべき。次の長崎戦は、死ぬ気で戦います」

 アンジェの「要求の高いフットボール」(ドゥシャン)が完成するまでは、まだまだ時間がかかりそうだけど、選手たちの戦意は旺盛に見える。トリコロールの激変の一年目はいかなる終幕を迎えるだろうか。

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