2018.04.20

福田正博が「今からでも勝つ可能性のある
西野ジャパン23人」を選出

  • 津金壱郎●構成 text by Tsugane Ichiro
  • 藤田真郷●撮影 photo by Fujita Masato

 また、槙野をメンバーに入れておきたい理由はもうひとつある。W杯メンバーを選考する際に、フィールドプレーヤーは各ポジションに2名ずつというのが基本的な考え方だ。そこでCBもSBもこなせる槙野がいれば、DFの登録人数をひとり減らして、中盤か前線の選手を増やすことができる。

 次に中盤については、セントラルMFの2つのポジションは長谷部誠、大島僚太、井手口陽介、山口蛍の4人で流動的に組み合わせたい。そして右MFに本田圭佑、左MFに清武弘嗣を据え、左右MFの控えが香川真司、原口元気、中島翔哉。

 ハリルホジッチ監督時代、フリーキックを吉田が蹴っていた試合もあったが、セットプレーは重要な得点源になるため吉田はフィニッシャーとして使えるようにしたい。また、左SBにヘディングで勝負できる槙野を入れても、精度の高いキックを蹴れる選手がいなければ意味がない。その点で、左利きのキッカーとしてファーストチョイスは、コンディションを高めている本田圭佑になる。

 清武、香川のどちらをチョイスするかもコンディション次第ではあるが、清武を先発で起用したい理由もフリーキックにある。ラストパスとフィニッシュの精度、テクニックや味方との連係などで2人は似たタイプだが、清武はプレースキックの精度が高い点がアドバンテージになる。

 4-4-2をベースに考えているが、このメンバーならば4−2−3−1になってもトップ下は清武も香川も本田もプレー可能で、万が一3バックにする場合は長谷部がCBに下がることで対応できる。そのほか、左MFは、コンビネーションで考えれば乾貴士という選択肢もあるが、得点力や”最後の切り札”としての適性を見て中島翔哉を入れた。
 
 宇佐美貴史や柴崎岳、森岡亮太といった選手もいるが、対戦相手や試合状況に応じて柔軟に戦い方を変えることを考えた場合に、複数ポジションでプレーしている実績のない彼らのメンバー入りは確率が少し下がるように思える。