2018.04.11

アダイウトン離脱で点が獲れない
ジュビロ。「救世主」候補は1人いる

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • 望月文夫●撮影 photo by Mochizuki Fumio

 その一方で、得点は6試合でわずかに4。勝利した2試合で2点ずつ取っている以外は、4試合無得点という状態に陥っている。キャプテンのDF大井健太郎も「守備は悪くないので、あとはどう崩すか。去年はセットプレーから(得点を)取れたが、今年はそれもできていない」と語る。

 しかも、本来ならカウンターの先鋒役となるはずのMFアダイウトンが、右ヒザのケガで今季中の復帰が厳しい状況。高速ドリブルで左サイドを突破できる"槍"を失ったことは大きな痛手となっている。

 磐田がここから浮上していくためには、攻撃面での活性化が不可欠。大井は「僕らがゼロで抑えていれば、いつか取ってくれると思う。前線の選手があまり考えすぎないようにさせてあげたい」と気遣うが、そうそうのんびりとしてもいられまい。中村俊輔、山田大記、田口泰士など、中盤にはテクニックに優れた選手がいるだけに、それをどうにか得点アップにつなげたいところだ。

 だが、そんな悩める磐田にも好材料はある。FW小川航基の復帰である。

ケガから復帰した小川航基ケガから復帰した小川航基  小川は昨年4月、ルヴァンカップのFC東京戦でプロ初ゴールを含むハットトリックを達成し、いよいよブレイクかと期待が高まった矢先、5月のU-20W杯で左ヒザに重傷(前十字靭帯と半月板の損傷)を負い、残りのシーズンを棒に振った。その期待のFWが、ようやく長期にわたる治療とリハビリを乗り越え、ピッチに戻ってきたのだ。