2018.02.21

クルピ新体制で攻撃に苦しむガンバ。
「J2陥落時のような不安が…」

  • 飯尾篤史●取材・文 text by Iio Atsushi
  • photo by Nikkan sports/AFLO

 遠藤保仁をどこで、どう生かすのか――。沖縄2次キャンプを見る限り、そんな興味深いテーマが浮かんだが、今やそれどころではなくなってしまった印象だ。

 レヴィー・クルピ新監督を迎え、攻撃的サッカーへの回帰を掲げるガンバ大阪のことだ。

今季からガンバの指揮を執るクルピ監督 遠藤を2シャドーで起用する4-3-2-1の新フォーメーションを導入して挑んだ、京都サンガ、東京ヴェルディとの練習試合をともに0-0で、遠藤をアンカーに置く、中盤がダイヤモンド型の4-4-2で臨んだ浦和レッズとの練習試合を1-1で終えると(いずれも主力組同士の結果)、帰阪してから4-2-3-1に変更。2月17日に徳島ヴォルティスとの最後のテストマッチを迎えたが、後半は完全に主導権を握られ、0-2と完敗してしまった。

 指揮官は「収穫はこれが練習試合だったこと。まだ修正する時間がある」と気丈に語ったが、一方で「チームとしてレベルが低い」「クリエイティブな部分が物足りない」と本音も覗(のぞ)かせた。

 より危機感を露(あらわ)わにしたのは、左サイドハーフとトップ下を務めた倉田秋である。

「監督が代わり、フォーメーションも変わって、やることも変われば、うまくいかないのも当たり前だと思うけど、このままズルズルいけば、J2に落ちたときのようになる。それくらいの不安を自分の中で抱えている」

「監督は回せ、回せと言う」と1トップを務める長沢駿が明かすように、狙うは、ボールを保持して主導権を握るスタイルだ。遠藤も「今年は攻撃的にやる。撃ち合いは増えると思う」と語っている。