W杯ブラジル戦でゴールを決めた玉田圭司が考える、ハリルJの戦い方 (3ページ目)

  • 井川洋一●文text by Igawa Yoichi

自身の経験を振り返りながら、W杯について語る玉田 photo by Murakami Shogo自身の経験を振り返りながら、W杯について語る玉田 photo by Murakami Shogo

――では経験者として、半年後のロシア・ワールドカップに臨む日本代表にアドバイスを送るとしたら?

「僕もまだ諦めてないんですけどね(笑)」

――失礼しました。それは後で聞こうと思っていたのですが(笑)。

「そうですか(笑)。日本代表は、いろいろと積み重ねてきたものがあるなか、今はハリルホジッチ監督というボスのもとでひとつにまとまることが大事だと思います。団結することは、他の国よりも日本が得意としていることなので、その長所を生かすべきです」

――今回、日本代表はコロンビア、セネガル、ポーランドと同じ組に入りました。このグループHをどう見ていますか?

「はっきり言うと、3チームとも日本よりレベルは上だと思う。でも絶対にかなわない相手もいない。難しいとは思うけど、そもそもW杯に簡単な相手はいません。だから、さっき言ったように、組織力や団結力を生かすべきです。自分たちの時間は少ないかもしれないけど、我慢して一発を狙うなど、チャンスはあると思います」

――ハリルホジッチ監督の話が出ましたが、玉田選手は2008年5月の親善試合で彼が監督に就任したばかりのコートジボワールと対戦し、ゴールを決めています。

「え、あの豊スタで1-0で勝った時ですか? 相手のベンチにいたんだ......」

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