W杯ブラジル戦でゴールを決めた玉田圭司が考える、ハリルJの戦い方 (2ページ目)

  • 井川洋一●文text by Igawa Yoichi

――大一番を前に、緊張したりすることはないんでしょうか。

「試合前に、いい意味で緊張することはありますけど、ピッチに入って集中すると、そんな感覚もまったくなくなりますね」

――対処法も特にないですか?

「ルーティンとかはないですね。僕の場合は、そういうのがあると逆にいろいろ考えてしまいそうなので。いつも自然体でいることが、僕にとっては大事なのかな」

――実際に2度経験した玉田選手にとって、ワールドカップとはどんなものでしたか? 特に驚いたことがあれば、教えてください。

「4年に1度の大会で、出たくても出られない選手がいるなか、2度も出場できたことは光栄です。ただ僕は、それほど特別な感じはしなかったです」

――特別ではない?

「A代表の国際試合になると、(ワールドカップでなくても)練習場もホテルもいい環境が整っているので、そうした面で特に驚いたりはしなかったです。練習に来るメディアの数が多いとかはありましたけど、それぐらいですかね。

 帰国してから、いろいろと見たり聞いたりして、『あ、こんなに注目されていたんだ』と確認するような感じでした。大会中にはテレビも見ないし、僕はインターネットのニュースとかもあんまり読まないので、日本でどんなに盛り上がっているとか、わからなかったんですよね」

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