2017.12.01

W杯の予想を前に福田正博が思い出す、
日本を戒めた「オシムの言葉」

  • 津金壱郎●構成 text by Tsugane Ichiro
  • 中島大介●写真 photo by Nakashima Daisuke

 W杯グループリーグの組み合わせ抽選は、12月1日(日本時間12月2日未明)に開催国のロシアで行なわれる。第4ポットに入る日本代表にとっては、同組になる他の3カ国すべてが格上になる。

 対戦国が決まると、各メディアはグループリーグの勝敗予想を発信することになる。もちろん、私もその予想をすることになるが、脳裏に浮かぶのは元日本代表監督でもあるイビチャ・オシムさんの言葉だ。

 2006年のドイツW杯で、日本代表はブラジル、オーストラリア、クロアチアと同じグループに入り、1分2敗に終わった。この大会後に日本代表監督に就任したオシムさんは、会見で「ドイツW杯の日本代表の結果に失望したか」と問われ、こう答えている。

「失望というのは、より多くのものを望みすぎたからするものだ。そうした楽観的な見方は、どんな根拠に基づいていたのか。失望したと思う者は、十分な情報を持っていなかったのではないか? もしくは、正しい情報を得ていたが、相手チームを見下してしまったのではないか?」