2017.11.09

「ベンチの本田圭佑」を試すべきでは
なかったか。福田正博も驚く落選

  • 津金壱郎●構成 text by Tsugane Ichiro
  • 藤田真郷●撮影 photo by Fujita Masato

 12月にはEAFF E-1サッカー選手権(旧:東アジアカップ)があるが、国際Aマッチウィークに行なわれる大会ではないため、海外組の招集が難しい。そのため、今回の欧州遠征は、海外組にとって本大会での代表入りをアピールする"ラストチャンス"と言ってもいい。その2試合を戦うメンバーに、本田、岡崎、香川真司が招集されなかったのは大きなニュースだ。

 長らく日本代表の主力として活躍してきた3選手だが、ロシアW杯への出場が非常に苦しい状況になった。メンバー発表後の会見で、ハリルホジッチ監督が「彼ら本来のパフォーマンスを見つけるべき」と発言している以上、来年3月のテストマッチに向けて状態を上げていくしかない。

 岡崎は、プレミアリーグ開幕から2試合連続ゴールを挙げて好スタートを切ったものの、層の厚いレスターFW陣のスタメン争いから抜け出せずにいる。指揮官が代わったばかりでトップ下でも起用されているが、とにかく試合に出て得点を重ね、信頼を勝ち取ることが必要になる。

 香川は、カップ戦やチャンピオンズリーグのグループリーグでゴールやアシストを記録するなど、過密日程のドルトムントで存在感を増している。ライバルとの競争のなかで先発の座をつかみ、リーグ戦でも出場時間が長くなれば、「本来のパフォーマンス」により近づくことができるだろう。

 メキシコリーグのパチューカで状態を上げている本田については、私は今回の欧州遠征のメンバーに選ばれるのではないかと予想していた。必ずしも、スタメンで起用されると思っていたわけではない。強豪国との試合でベンチスタートとなったときの、本田の様子をハリルホジッチ監督が見るのではないかと思ったからだ。