「G高C低」大阪ダービーはGに軍配。
首位セレッソ屈辱の20敗目

  • 原山裕平●取材・文 text by Harayama Yuhei
  • photo by Getty Images

 翌2006年にもホームで1−6と完敗。MF乾貴士(現エイバル)、MF家長昭博(現川崎フロンターレ)、MF清武弘嗣らを擁し、クラブ史上最高の3位となった2010年の対戦でも、1分1敗とG大阪には勝てなかった。

 C大阪ファンが留飲を下げたのは、2011年。ACLラウンド16の対戦で1−0と勝利を収め、ベスト8進出を実現した。もっとも、リーグ戦では勝利を挙げられず、ようやく勝利を手にしたのは2012年のホームで行なわれた大阪ダービーだった。

 その後、両者は入れ違いでJ2に降格し、大阪ダービーは2014年に行なわれたのみ。3年ぶりに行なわれた今年4月の一戦は2−2の引き分けに終わっている。ちなみに、昨年からJ3を舞台に争われるU−23チームの大阪ダービーでも、過去3度の対戦でC大阪はG大阪に勝てていない。

 そんななか、7月29日に34回目となる大阪ダービーが初めて吹田サッカースタジアムで開催された。

 前節終了時点で首位に立つC大阪に対し、G大阪は2連敗中。アウェーとはいえ、C大阪にとっては久しぶりの勝利を掴めるチャンスだった。

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