2017.04.17

3試合連続ゴールは「断食」の成果? 
サガン鳥栖・豊田陽平の肉体改造

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki 藤田真郷●撮影 photo by Fujita Masato

 ファスティングは断食を意味している。アスリートだけでなく、芸能人なども積極的に行ない、最近になって注目を浴びるようになった。期間は人それぞれだが、基本的に断食中は水と酵素水だけで過ごし、身体中の老廃物を外に出す。これによって、化学物質などを解毒。大腸や肺が活溌な働きを取り戻し、美容や体質改善を促し、五感が鋭敏になるとも言われる。

 今年1月、豊田は新シーズンに向けてチームが始動する前、ファスティングに入っている。

「僕の場合は5日で、その前後1日ずつも動物タンパクや添加物の入った食品はNGでした。前日は昼のそばが最後で、5日間は水と酵素水だけでしたね。そして6日目に昼からおかゆを薄めたような白湯を飲み始めました」

 豊田は断食の経験を振り返る。

「体重は6kg減りました。でも精神的には、つらくはなかったですよ。自分はもともと、食事に関してはあまり欲がないんです。これは言い過ぎかもしれませんが、食べないなら食べなくてもいい、というか。だから断食中も、食卓で家族が普通にご飯を食べていても、ほとんど気になりませんでした。普通は3日目に"境地"に入るらしいんですけど、自分の場合、気持ちはずっと一緒というか」