6月イラク戦へ。福田正博が、本田圭佑と酒井高徳の「戦力度」を考える (3ページ目)

  • 津金一郎●構成 text by Tsugane Ichiro
  • photo by Getty Images

 W杯アジア最終予選の次戦は、6月13日アウェーのイラク戦だ。それに先立って行なわれるオーストラリア(グループ3位)とサウジアラビア(同2位)の試合でオーストラリアが敗れ、日本がイラクに勝った場合、勝ち点差は6に広がる。日本との直接対決が残っているため、その時点でW杯出場権確定とはならないが、いずれにしても、イラク戦は日本代表にとって非常に重要な試合になる。

 イラク戦のメンバーはUAE戦に出場した選手を軸に、調子の良し悪しで選考されるだろう。1トップは大迫勇也と岡崎慎司が争い、中盤はトップ下かふたりのインサイドハーフなのかはわからないが、香川真司、清武弘嗣、今野泰幸、山口蛍の中から3人が起用されるのではないか。

 気がかりなのは本田圭佑だ。3月にW杯アジア最終予選が再開されるにあたり、ハリルホジッチ監督は「経験」を重視して本田を招集した。本田は2試合とも途中交代で起用されたものの、先発を取り戻せるほどのプレーはできなかった。

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