神戸のポドルスキに続く、Jリーグ「狙い目」のビッグネームは誰だ? (4ページ目)

  • 井川洋一●文 text by Igawa Yoichi
  • photo by Getty Images

リカルド・カルバーリョ(38歳)
上海上港・元ポルトガル代表

 ジョゼ・モウリーニョ監督のもと、ポルトでチャンピオンズリーグを制した後、チェルシー、レアル・マドリード、モナコで活躍した知的なセンターバック。昨夏にポルトガル代表の一員としてEURO2016を制した後、モナコとの契約が更新されず、無所属の状態が続いていたが、2月に中国の上海上港と今年いっぱいの契約を締結した。

 しかし、中国スーパーリーグは今季から1試合に出場できる外国人枠を、これまでの4人(うち1人はアジア人枠)から3人に減らしたため、38歳のディフェンダーには出場機会がまだない。

アンドレ・ビラス=ボアス監督が指揮を執るチームには、フッキ、オスカル、エウケソンのブラジル人トリオに加えて、ウズベキスタン代表オディル・アフメドフが在籍しており、外国人の序列では5番手。クラブは複数の大会で優勝を狙っているとはいえ、カップ戦要員に成り下がるようなことがあれば、その状況に不満を持ち始めても不思議はない。

代理人のジョルジ・メンデスは中国との太いパイプを築いているため、アジアのライバルとなりうるJクラブへの移籍は渋るかもしれないが、各クラブはその動向を注視しておくべきだろう。

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