レッズ西川周作「日本の将来の
ためにも、韓国人GKには負けられない」

  • 佐藤 俊●取材・文 text by Sato Shun
  • 山添敏央●撮影 photo by Yamazoe Toshio

 セカンドステージでは、17試合で12失点しかしておらず、今季もこれを維持できれば、優勝争いに加わるどころか、間違いなく頂点が見えるだろう。

 また、この守備力アップは、同時に攻撃面に厚みをもたらした。前からボールを奪えるようになった分、相手を圧倒する試合が増えた。そうした試合の中から、西川がベストゲームをセレクトしてくれた。

「ミシャが言うのは、アウェーの横浜F・マリノス戦(ファーストステージ第6節)です。0-0だったんですけど、ワンサイドゲームというか、ほとんどの時間、相手コートに押し込んで数多くのチャンスを作った。実際、僕の仕事はほぼなかったですからね。ミシャは『相手コートでずっとプレーする』というのが理想なので、F・マリノス戦はまさにそんな感じでした。

 個人的には、セカンドステージ(第13節)の広島戦です。(ファーストステージ第16節の)アウェーの試合では完璧にやられて、2-4で負けたんです。すごい"誕生日プレゼント"をもらったなぁって感じだったので、次の試合では必ずリベンジしたいと思っていました。そして、迎えたホーム・埼玉スタジアムの試合では、ピンチもあったけど、それをしっかり止めて3-0で勝った。あれは、うれしかったですね。気持ちよくリベンジできましたから(笑)」

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