初戦から激突! 高校サッカー選手権の「4強」が誇る次世代タレント (4ページ目)

  • 粂田孝明(ストライカーDX編集部)●文 text by Kumeta Takaaki(STRIKER DX)
  • 松岡健三郎●撮影 photo by Matsuoka Kenzaburo

 その市立船橋といきなり初戦でぶつかるのが、この世代のナンバーワンFW岩崎悠人(いわさき・ゆうと/3年)を擁する京都橘だ。

 岩崎は、スピード、シュート力、敵との駆け引きに秀でた超高校級のストライカー。U-19日本代表メンバーでもあり、U-19アジア選手権では3得点をマークして、日本の初優勝に絶大な貢献を果たした。その活躍も含めて、複数のJクラブが争奪戦を繰り広げた将来を嘱望される逸材だ。

 最終的には、地元の京都サンガ入りを決めた岩崎。最大の山場となる初戦の市立船橋戦では、大会屈指のセンターバックコンビと激突することになる。その牙城を崩すことができれば、勝機も見えてくるだろう。そして、市立船橋を蹴散らしてしまうようなら、悲願の初優勝を遂げてもおかしくない。

 今大会は、これら4校が実力的には抜けているが、前評判の高いチームがそのまま結果を出せるほど、選手権という大会は甘くない。はたして、有力4校が伏兵校に屈することがあるのか、それとも厳しいマークをも跳ね除けて勝ち上がっていくのか。まもなく熾烈な戦いの火ぶたが切られる。

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