初戦から激突! 高校サッカー選手権の「4強」が誇る次世代タレント (2ページ目)

  • 粂田孝明(ストライカーDX編集部)●文 text by Kumeta Takaaki(STRIKER DX)
  • 松岡健三郎●撮影 photo by Matsuoka Kenzaburo

 最強の守護神を後ろ盾としたセンターバックの橋本恭輔(はしもと・きょうすけ/3年)と小山内慎一郎(おさない・しんいちろう/2年)も、堅実な守りを見せて安定感抜群。対戦相手が点を取るのは、至難の業だろう。

 攻撃の軸は、ジェフユナイテッド千葉入りが内定しているMF高橋壱晟(たかはし・いっせい/3年)。長短織り交ぜたパスで攻撃を組み立て、持ち前の得点能力の高さで決定機を演出する。彼にパスが入る機会が増えれば、大量得点も可能だろう。

 この青森山田に肉薄するのが、昨年の王者・東福岡。個の能力は昨年以上と言われ、3人のJクラブ内定者がチームをけん引する。

大会連覇を狙う、前回大会覇者の東福岡大会連覇を狙う、前回大会覇者の東福岡 ジュビロ磐田入りが内定しているMF藤川虎太朗(ふじかわ・こたろう/3年)は、チームの"顔"となる伝統の「10番」を背負う。パス、ドリブル、シュートと三拍子そろったゲームメーカーで、密集地帯でもパスを受けて前を向き、効果的な攻撃につなげることができる。

 藤川とともに攻撃を引っ張るのは、ガンバ大阪入りが内定しているMF高江麗央(たかえ・れお/3年)だ。最大の武器は、鋭いドリブル突破。敵DF陣を翻弄し、前線を所狭しと走り回る豊富な運動量も魅力だ。

2 / 4

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る