ジュビロ名波監督が語る理想の攻撃「パス600本、ゴールまで16秒」 (5ページ目)

  • 浅田真樹●構成 text by Asada Masaki
  • photo by Yohei Osada/AFLO SPORT

――具体的な数字は頭にありますか。

「今年の『勝ち点40』のような目標は、まだ思い浮かんではいません。あえて言うなら、中位グループに加わって、ひとつでも上の順位を狙う、という感じでしょうか」

――と言いますと。

「今年のJ1で言えば、鹿島、浦和レッズ、川崎フロンターレなど、5つくらいのチームがトップ争いをしていて、その一方でうちを含めた5、6チームが残留争いをしていた。残念ながら、この上と下のグループは少し力の差があって、すぐに追いつくのは難しい。でも、その間にいる、いわば中位グループの残り7、8チームというのは、6位であろうと12位であろうと、それほど大きな力の差はない。だから、何とかこのグループに加わって、ひとつでも上の順位に、というのが、一番わかりやすい目標になると思います」

――そのためには、戦力補強も必要になると思います。名波監督が考える補強ポイントはどこですか。

「できれば、真ん中に軸がほしい。トップ下、ボランチ、センターフォワード。特にセンターフォワードは、3人が抜けるので補強は絶対ですね。具体的なことは言えませんが、新聞報道などにも名前が挙がっているので、きっとみなさんご存じでしょう」
※インタビューのあと、名古屋グランパスのFW川又堅碁、ヴィッセル神戸のDF高橋祥平が完全移籍で加入決定。

5 / 7

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る