2016.12.14

もはや相手も怖がらない。遠藤保仁が
語るガンバ大阪「停滞のシーズン」

  • 佐藤 俊●構成 text by Sato Shun
  • 説田浩之●撮影 photo Setsuda Hiroyuki

「(チームが)成長しているかどうか、それを結果だけで判断するなら、今季はリーグ戦4位で、勝ち点も、得点も落ちていて、まだタイトルを獲れていないのだから、停滞しているのかもしれない。でも、タイトルはそんなに簡単に獲れないからね。レッズにしても、今季のルヴァンカップ優勝が10年ぶりのタイトルでしょ。ガンバが過去2年間で4つのタイトルを獲れたというのは、それだけすごいこと。世界的に見ても、バルサとユーベぐらいじゃない?

 でも、2014年のリーグ戦にしても(最終戦で)レッズとアントラーズのどちらかが勝っていれば、ひっくり返されていた。運が味方した面もあって、圧倒的な強さでタイトルが獲れたわけじゃない。要するに、あのときがピークだったわけじゃない。ガンバは”魅せて勝つ”のがスタイルだし、俺らも楽しくプレーして勝ちたい。そういう目標に向かって歩みを止めない限りは、まだ成長できると思うし、本当のピークを迎えられると思う」

 遠藤が「強い」とイメージするガンバは、2008年のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を制したときのチームだという。

「あのときのACLは、負けなしで優勝して、隙のない安定した戦いができていたし、FIFAクラブW杯ではマンチェスター・ユナイテッド(3-5)とも面白い試合ができた。やっぱりボールの支配率を高めていけば、相手の手数が減る。それで勝てるかどうかは別問題だけど、少なくともいろいろな攻撃ができる可能性は広がる。今も、それができるメンバーがいるんで、チームコンセプトからはみ出さない形で、もっとボールを持つ時間を増やしていきたい。それは、来年やっていきたいことのひとつ」